介護医療院とは、要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設です。
介護医療院においては、「利用者の尊厳の保持」と「自立支援」を理念に掲げ、「地域に貢献し地域に開かれた交流施設」としての役割を担うことが期待されています。
施設基準
介護医療院の施設基準については、医療を内包した施設系サービスの観点から、老人保健施設相当以上の面積基準やプライバシーに配慮した環境整備が求められ、生活施設としての機能を併せ持っていることが特徴です。
施設類型
介護医療院は、施設の人員基準から、
Ⅰ型介護医療院：介護療養病床相当（主な利用者像は介護療養病床療養機能強化型AB相当）
Ⅱ型介護医療院：老人保健施設相当以上（主な利用者像はⅠ型より比較的容体が安定した者）
の2つの類型を設けています。
| 人員配置 （指定基準） |
医師 | リハビリ 専門職 |
薬剤師 | 看護職員 | 介護職員 | 栄養士 | 介護支援 専門員 |
放射線 技師 |
他の 従事者 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 介護医療院 Ⅰ型 |
48対1 （施設で3以上） |
適当数 | 150対1 | 6対1 | 5対1 | 定員 100以上で 1人 |
100対1 （施設で1以上） |
適当数 | 適当数 |
| 介護医療院 Ⅱ型 |
100対1 （施設で1以上） |
300対1 | 6対1 |
| 人員配置 （指定基準） |
介護医療院 Ⅰ型 |
介護医療院 Ⅱ型 |
|---|---|---|
| 医師 | 48対1 （施設で3以上） |
100対1 （施設で1以上） |
| リハビリ 専門職 |
適当数 | |
| 薬剤師 | 150対1 | 300対1 |
| 看護職員 | 6対1 | |
| 介護職員 | 5対1 | 6対1 |
| 栄養士 | 定員 100以上で 1人 |
|
| 介護支援 専門員 |
100対1 （施設で1以上） |
|
| 放射線 技師 |
適当数 | |
| 他の 従事者 |
適当数 | |
